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京都市山科区にある一戸建て住宅の改築。設計監理は設計組織 Den Nen Architectureの角 直弘氏。
内部はほぼ前面改修となっており、建主さんのお知り合いの方々が当日見学にいらして感嘆の声をあげてらした。今回の作品は角氏の作品というよりデザイン的には建主とのコラボレーションといった趣がある。
1階は建主のイメージ、2階は角氏のイメージで創り上げられており、建主さんも大満足のご様子。2階の天井も勾配天井とし、既存のスチール構造を表しながら空間の豊かさを演出しているあたりはさすがである。
角氏の手によりすっきりまとまった改築工事となった。 今年角氏がミラノサロン展で出品したラウンジチェアが置かれてあった。ブナの木を薄く細く切ったものを中心から巻いていき、さらに変形させることで強度を上げているという一品。木の柔らかさと円の美しさが非常に際立っている椅子で、インテリアとして置いておくだけで空間に豊かさが発生するようだ。当方の写真撮影が下手でその美しさをうまくお伝え出来ないところが歯がゆいところだ。 |
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